初心者のための用語集
主にビギナーを対象としたスケート用語集だ。
ぶっちゃけこのテのコンテンツはメンドいし、メンドいくせにあまりありがたがられないのでやりたくないんだよねー。
基本的に思いついた用語をピックアップするので抜けが多いと思う。
気づいた用語があれば教えたり、君が掲載する文章を考えてくれたら有難い。
それからスケート用語はローカル(地域)によって使い方や解釈が違ったりするので、ここでの解説が他で通じるとは限らないので注意。
また、ボク自身の知識が間違ってる可能性があるので絶対的に信用しないように(「シッタカブリ」だしな!)。
スケート道具の用語はココを参照。エア・グラインドの技の名称を知りたい人はココを見てくれ。

一応カテゴリー分けしてある。
全般エアトリック編グラインドトリック編セクション系に分けてあるので、お目当てのカテゴリーをてっとり早く読みたい方は・・・
↑クリック!!


全般

アグレッシブ
「攻撃的な」意味する。アグレッシブインライン・・・攻撃的なインラインスケート?みたいな?要はアクション系インラインって事かね?

アプローチ
技をかける際の方法・経路。

X−GAME
アメリカで行われるアクションスポーツの祭典。
アクションスポーツ専門のワールドカップのようなものと思えばいい。
以前はインラインスケートも種目にあったが、色々大人の事情があったようで現在はインラインの種目は無い。
また、「X−GAMEアジア」と呼ばれるX−GAMEのアジア版もある。
当然アジアでのみ行われる大会。本家に比べると少々スケールが小さい。開催地はアジアだか出場者はその限りではない。
本家から締め出されてからもアジアではインラインの種目は続けられていたが、近年はこちらもインラインの種目が危ぶまれてる感がある。

エア・ギア
少年マガジンで連載した大暮維人氏のインラインスケートをモチーフとしたアクションコミック。
大暮維人氏の高くスタイリッシュな画力により高い人気を誇り、長期連載をしていた。
これによりインライン人口増加に貢献できるか?と思われていたが実際は全くとは言わないまでも増加には繋がらなかったようだ・・・・。
インラインをモチーフにはしているが、そこはフィクション。マネすれば死にます。スケートのキャプテン翼やイナズマイレブンみたいなものと思うべし。

SK8
ちょっと昔に流行った呼び方。「スケート」を指す用語。
ス・ケ・エィトォ・・・・みたいな?
ウィールが8輪あるからインラインの事を表すように思いがちだが、あくまでも「スケート」としてスケボーも含めるので注意。
まぁ死語になりつつはあるがな。

エントリー
発進する・・・って感じかな?
「クォーターからエントリーした」の、ように使う。
また大会に出場するって意味でも使われる。

オーリー
スケボーがジャンプするためのテクニック、デッキ(板)を弾くようにしてジャンプする。
スケボーがトリックする上で最も初歩的で最も重要なテクニックであり、なおかつ習得がかなり難しくこれができなくて挫折するビギナーも多い。
スノーボードやスキーでも板のしなり(反発力)を利用してジャンプするテクニックとして使われる。
我々には縁の無いテクニックではあるが、よく使われる用語なので覚えておくといい。
ちなみにBMX(アクションチャリ)のジャンプテクニックは「バニーホップ」と言う。

カービング
クォーターやハーフパイプなどのR部分を曲がりながら滑走する事。本来はスキー用語???

キックボード
「ハンドル付きスケボー」的な乗り物。説明通り、スケボーにハンドルが付いてるため誰でも容易に乗る事ができる。推進力はスケボーのプッシュ(地面を蹴る)と同じ。
一昔に流行った同様の構造の「ローラースルー」を簡易化し現代的アレンジを加えた物。
世紀末頃に流行り、電車に持ったまま乗れ、シティサイクル的に町を気軽に移動するために重宝され人気に火が付いた。
・・・・が、いつの間にか「ダサい」扱いされ自然消滅。今でもたまに見かけるがすっかり子供だけのオモチャと化した。
「キックボード」はK2という所が出した「商品名」だったが、その人気から類似品・亜流品含めてこれらの物をひとくくりにして呼ばれるようになった。
正確にはこのテのジャンルは「キックスクーター」と呼ぶ。
少数ながら、BMXのようにテクニカルなトリックを追求するライダーもおり、意外と侮れない!???
海外では一つのジャンルとして定着したようで、バックフリップなどのハイパートリックを決めるライダーもいる。

キャスターボード
プラスチック製のスケートボードに近い形状で、板の前後にはウィール(タイヤ)を保持するトラックに椅子などの足に使われる「キャスター」そのものが付いている。
スケボーのようにプッシュ(地面を蹴る)で進むのではなく、両足を板に乗せたまま足首を交互に捻るようにして進む。
独特のスケーティング感があり、旋回性もスケートボードより非常に高い。そのため、スノーボードのオフトレとしても有効。
商品名から「ブレイブボード」の名でも有名。
2010年頃から小学生ぐらいの間で人気爆発(らしい)。腰をクネクネしながら進むスタイルはボク個人としては正直シュールに見えてしまうが、小学生的にはこれがカッコイイ・・・らしい・・・

漕ぐ(こぐ)
ブランコを漕ぐ、ボートを漕ぐ、自転車を漕ぐ、など押したり引いたりなどの力を加える事で物を推進させる事を言う・・・のかな?
スケートにおいてもクォーターなどのRで加速させる際に漕ぎ動作が必要になる。
踏む動作に近い事から「踏む」と表現させる事もある(例:Rを踏む)。
基本的にRで使われる動作だが、まれにスケーティングにおいても使われる「ファンボックスに突っ込むために鬼漕ぎした」・・・など。

グラインドシューズ
靴の土踏まずの位置にプラスチックのプレート(って言うかブロック?)を付けた「グラインドできる靴」。
つまり靴にインラインのような横乗りグラインドスポットを付けてしまったという。
靴として普通に歩き気が向いた時にどこでもグラインドできてしまう画期的な商品・・・・だった?
それなりに流行り、全盛期は普通の靴屋さんでも買う事ができた。
走って蹴ってグラインド対象物に乗るため、インラインのような「タメ」が使えないためグラインドには少々クセがあった。
傍目から見れば「走って乗る」がシュールに見え、スピードが出れば(ハンドレールなど)かなり危険であり見た目とは裏腹に難易度が高かった。
そのような理由もあってか数年であっという間に廃れる。が、ボク個人としては今でも欲しい・・・・

コンテスト
=大会。

ジェットセットラジオ
セガがドリームキャストとX−boxという機種で発売したTVゲーム。
インラインをモチーフとしたアクションゲーム。
高いセンスと音楽、アクション性で高い評価を得た・・・・が、人気は微妙だったようだ。
売行きはそうでもないが、ファンには非常に評価が高いという「売れなかったけど面白い」という玄人ゲーでありメーカー泣かせなソフトだった。
上記の「エア・ギア」はインラインってよりはこちらのゲームの方が元ネタのようだ。
X−box版はX−box360でも遊べ、DLC(ダウンロード)でも入手可能。

ジャムセッション
わりと最近の大会ジャッジ方法。
サッカーのような全体の時間制限の中で(例えば15分)、1選手45秒くらいを目安に次々に滑る。
選手が時間を使い切るか、転倒した場合は即座に次の選手が滑る。
全体の時間制限内であれば何度でも滑ることができる(順番はあるが)。一番高いポイントを出した選手が勝ちとなる(合計ではない)。
2回のみ滑り、良い方のポイント、あるいは合計ポイントでジャッジする従来の大会方式では、ミスするリスクを抑えて選手が100%の実力を発揮しにくかった。
ジャムセッション方式ではスケーターに何度もチャンスがあるため全力を出し切る事ができ、
ギャラリー的にも全力の滑り・何度も選手の滑りを見れる事から、選手・観客双方メリットがある大会方式とも言える。
選手的には30〜45秒は体力を十分使い切れる時間であり、それを何度も繰り返すのはかなりきついかもしれないが・・・・
ローカル(地域)の大会では一人ずつ滑らず、同時に複数の選手がセクションを使うというスクランブル的なものもある。
公式大会においても転倒しても時間内であれば継続して滑れたりする場合があり、細部のルールが異なったりもする。

スイッチ
そのスケーターにとって苦手な方向、違和感のある方向、利き足とは反対の足を主に使う技の事を指す。
例えば普段右足(右足が利き足)で行っているマキオを左足で行うとスイッチになる(スイッチマキオ)。
エアでは普段反時計回転する人が反対に時計回転をする場合・・・・など。
スイッチでトリックを行うとコンテストなどではポイントが上がる場合もある。
・・・が、スイッチかどうかを一瞬で判断するのは難しいので苦労のわりには報われないかも?
しかしスイッチを身に付けるとあらゆる方向からグラインドが決められる、コンビネーションのバリエーションが増える、など役に立つ事もかなりある。
利き足、慣れてる回転方向などはそのスケーターをよく見ないと判別できないので、
ある程度滑りを見てからレギュラー・スイッチ方向を判定する事になる。

スキーボード
長さ1メートル未満の短いスキー。いわゆる「ショートスキー」の別名。他、「スノーブレード」「ファンスキー」のネーミングも有名。
サロモン社が「雪上のインライン」イメージでプロモーションしブレイク、一時代を築いた。
短いので取り回しがよく、トリックに向いてるためグランドトリック・エア・レールなどを気軽に楽しむ事ができた。
欠点は板が短いためスピードが出にくい、やや不安定、深雪での走破性不足といったところ。
現在(2013年)はそれらのアグレッシブイメージは廃れ(長いスキーに地位を奪われた)、
もっぱらスキー初心者のエントリーモデル・安物スキー的な扱いになってしまっている。

スケーター
スケートをする人達。スケボーも含めるね。

スケーティング
まぁわかるべ?アグレッシブでは軽視されがちだが、基本中の基本だけに非常に重要な要素であるには違いない。

スタイル
スケーターのかっこよさ、個性を表す。
「スタイルがいい=かっこいい」「○○君らしいスタイルだ=○○君らしい個性だ」「微妙なスタイル=かっこわるい」など。
「スタイルがいい」でも単純にカッコよさや個性を表すだけではない微妙なニュアンスがあるので、結構曖昧な用語とも言える。

スタンス
スケートにおいては足幅の広さを表す。
「肩幅ぐらいのスタンスで」というのは足の開き具合を肩幅ぐらいにする、という意味だ。

スラローム
等間隔に並べられたパイロンを左右にリズミカルに避けるように滑るテクニック。
インラインに「アグレッシブ」というジャンルがあるように、スラロームもアグレッシブ同様一つのカテゴリーでもある。
片足で滑ったり後ろ向きに滑ったり先っぽのウィールだけで滑ったりと、非常に奥が深いジャンルだ。

セッション
スケーター同士が一緒に滑る事。要は楽しくみんなで滑ろう!的な?
例:今日は○○君とセッションした。

タップ
セクションに乗り移ったり、グラインドに入る直前などで地面やセクションを一瞬蹴るような動作を入れる事。
「タンッ」という音や動きが軽快さやメリハリがある印象を与える。
「タップダンス」のタップのイメージか?

詰まる
主にグラインドで使用。グラインド中、ウィールや段差等が引っ掛かるような状況になり急激なブレーキがかかった状態を言う。
前に吹っ飛ぶような状態で転ぶ事になり大変危険。
エアーの着地でも使う場合もある。こちらは前につんのめるようなバランスで着地してしまい、同様に前に突っ込むように転んでしまう。

ドロップイン
クォーターやバート(ハーフパイプ)などから降りる事。慣れるとなんて事ないがビギナーには自殺するに等しい行為。
同じドロップインでも上手い人は凄い勢いを付けて降りることができる。単純に「ドロップ」と呼ばれる事が多い。

トリック
技の事。

抜ける
グラインドやエアーなどでバランスを崩し後方にスッポ抜けるように転ぶ状態。
かなり危険な状態なので避けたい所。「詰まる」と反対の意味だね。

パイロン
工事現場で見かけるとんがりコーンみたいなやつ。スケート用は高さ10センチくらいの小さなやつだ。
このような形状を「コーン」と呼ぶらしく(例:とんがりコーン)「コーン」とも呼ばれる。
スポーツショップで買えるし100円ショップでも買える。
水の入った空き缶やペットボトルでも代用できるが、扱いづらくかさばるのでパイロンを買ったほうが楽。

バックスケーティング
フェイキー状態でスケーティングする事。

BMX
アクション用に作られた自転車。アクション向けに取り回しが良く丈夫にするため、子供用のようなやや小ぶりの大きさの自転車になっている。
モトクロスのような土で作られたセクション等を飛んだりレースしたりする「ダート」、
セクションを使わず自転車を逆さまに乗ったりグルグル回ったりして曲芸のように楽しむ「フラット」
我々のようにパークやストリートでアクションを楽しむ「パーク・ストリート」などのジャンルがある。
各カテゴリー向きにギアごとに仕様は異なってはいるものの、その気になれば一台のBMXで全てを楽しむ事もできなくもない。
スケボーやインラインより複雑な作りで質量が大きいため価格はやや高め。

フェイキー
後ろ向きに進む事。

フリーラインスケート
片足がやっと乗せられるぐらいの超小型のスケートボードのような形状のスケート。
各デッキ(板)には太い2個のウィール(タイヤ)が付いていて、左右の足それぞれの板に足を乗せて進む。
スケートボードのようなインラインスケートのような独特のスタイルを持つスケートで、体はスケートボードのように横向きに、両足を左右にジグザクに交差させスケーティングする。
だがスケーティングに独特の技術が要求され「ただ進む」だけでも非常に難しくビギナーがいきなり乗りこなす事はまず不可能。
・・・と、言うより「ただ進む」事が出来ただけで目的の半分は達成されたと言える。
各板にただ足を乗せているだけ(固定しない)なのでジャンプなどのテクニカルなトリックをするのは難しく、アクションスポーツに分類されるかは難しいところ。だがまれにパークで楽しむフリーラインスケーターもいる。

メイク
技を実行したり成功した事を指す。「ソウルをメイクする」など。

メイク率
トリックの成功率。

ライン
スマホ無料メールの事・・・・ではない。
スケーターの滑る道筋の事。「ルーティーン」に近い。他人から見たスケーターのルーティーンというか・・・
主にパーク等での他スケーターの進行方向、あるいは予想される進行方向を指す事が多い。
パークの順番待ちで「あのスケーターのラインが読みにくくて入りにくい」などと使われる。
すなわち「見えない線」であり、混んでるパークではその線を見極める・読む事が重要になる。
特に初めて行くパークでは知らないスケーターのライン(動き)を観察し、どのタイミングで自分がセクションに入るかがポイントになる。

リカバリー
エア・グラインドなど、トリックに失敗した際、転倒を回避したり別の技に切り替えるなどをする「危険回避動作」。
上手い人は失敗を失敗に見せなかったりする。「リカバリーが上手い」とはある意味「誤魔化すのが上手い」とも言える事だったり。

ルーティーン
コンテスト等でメイクする技の種類や順番などを指す。
同じトリックを連続でやったり、色々な種類を混ぜたり、エアをやったりグラインドをやったり・・・・
小技を織り交ぜてここぞという時に大技をやったりと、ルーティーンによってギャラリーやジャッジに与える印象が違ってくる。
フィギュアスケートでも同様の用語があるがそれと全く同じ。つまり演技って事。

レギュラー
そのスケーターにとって得意な方向、慣れてる方向の事を指す。スイッチの反対の意味。
グラインドでも同じ名前のトリックがあるのでややこしい。状況を見て判断してくれ。

ローカル
その地域のスケーターの事を指す。秋田ローカル、東京ローカル、など。


エアトリック編(トリックの名称そのものはワザを参照の事)

アチチグラブ
エアの際グラブ(下記参照)をしようとするも上手くいかず、ほとんど掴めずにスケートをタッチするだけのような「微妙なグラブ」を指す。
熱い物に触った時「アチッ!!」の動作に近い事から言われる。

ウォールライド
壁を滑走する事。重力のない垂直な壁を滑走するためには十分な速度と壁に突っ込む度胸が必要。
滑走・・・と言っても実際のところ1秒かそこらの時間で、傍目には滑走してるというよりは壁を蹴ってるように見えるかもしれない。

エアー
ジャンプ等のトリックを指す。さすがにわかるだろ?

ギャバ
エアーの踏み切り等を失敗して空中でバランスを崩し、バランスを戻そうと空中で暴れるような状態を指す。
もちろんとても見苦しい・・・・・
「宇宙刑事ギャバン」が攻撃を受けて爆発で吹っ飛ばされる際、空中で泳ぐような暴れるような動きに似ている事が元ネタ。
・・・・が、宇宙刑事ってのがもはや死語なので元ネタを知る人が今後少なくなるかも?

グラブ
エアートリック中にスケートを手でつかむ技の総称。つかむ箇所や体勢によって色々なバリエーションがある。

サブロク
横に360°回る回転系エアトリックの基本。なにげに奥が深いんだぜ?
「360」から「サブロク」と略された感じ。最近はスキーやスノーボードから「スリー」と言う人も増えてきた。
他、半回転の180(ワンエイティ)、540(ファイブフォーティー、ファイブフォー、ファイブ)、900(ナインハンドレッド、ナイン)
などなど、回転数によって名称や略され方など色々あると。

3D
縦回転のエアと横回転のエアを複合的に取り入れたトリックの総称。
前宙に180°の横回転を加えたミスティフリップ、軸をズラして回転するコークスクリューなどなど。

ストレートエアー
スピン系のトリックを行わず、まっすぐ飛びまっすぐ着地するエアーの事。
高いエアーやグラブトリックを見せるのに最適。

スピン系
サブロクなどの回転系エアーの総称。上記の「サブロク」を参照の事。

ハンドプラント
セクションなどに手を付けて行うトリック。
ハーフパイプでのインバートが有名な所。他、スパインで手を付いたまま体を回転させて向こう側に着地するなど、色々なトリックがある。
エアに分類されるか微妙な所だけど動作的にはエアーに近いので、とりあえずこちらにカテゴライズしておいたって事で。

フリップ
いわゆる「宙返り」。空中で縦に回転する技を指す。
バックフリップ(バック宙)、フロントフリップ(前宙)などなど。

タッグ
エアー中に足を抱え込んで体をコンパクトにする事。
そうする事によりスタイリッシュに見せる事ができ、またエアも安定させる事ができる。
余談だが、フィギュアスケートのスピンは軸ズレや体の縮みは減点の対象になり、我々のスタイルとは全く逆の価値観だったりする。

トランスファー
一つのセクションから別のセクションへエアを決めながら移る事。


グラインドトリック(トリックの名称そのものはワザを参照の事)

当て逃げ
グラインドが一応は成功するものの、ロクな距離を滑らずすぐ地面に着地してしまう「微妙なグラインド」を指す。
短距離のグラインドが必ずしも微妙、というわけではないが、要はスケーターの逃げ腰感や上手く行ってない感が見て取れる場合これに相当すると言える。

アリウープ(アーリーウープ)
ソウル系、トップサイド系、ネガティブ系グラインドで使われる名称。
通常のグラインドとは違い、後ろ向きに進むグラインド。
発音的には「アーリーウープ」が正しいようだが、日本では「アリウープ」と発音される事が多い。
さらにめんどくさい場合は「アリ」を頭に付ける事で伝える事もある(例:アリウープソウル=アリソウ)。
クォーターやバート(ハーフパイプ)でのエアーでも使われる場合もある。
エアとしてのアリウープは説明がちょっと難しくそんなに使われる事がないのでここでは省略って事で。

イン
グラインドに入る前に回転系のエアを(っていうかジャンプ)入れてからグラインドする事。
「360イン」など。横乗り系グラインドで入る場合、360°回るような動作でも体が正面に向くため−90°で「270イン」と呼ぶ事になる。

オフ
グラインドを決めた後、回転系の動作を入れて着地する事。
180°回転して着地すると「180オフ」。360°は「360オフ」って感じだ。

貫通
レールやカーブなどを最初から最後まできちんとグラインドで通す事を言う。
スケボーなどよりグラインドが安定してるインラインはぜひとも貫通したい所。

キャブ
フェイキーからエントリーするグラインドの総称。基本的にソウル・トップサイド系などの縦乗りグラインドで使われる名称かな?
フェイキーから姿勢を変えずそのままアリウープでグラインドする場合は「ゼロキャブ」
フェイキーから180°回転して正面でグラインドする場合は「ハーフキャブ」
フェイキーから360°回転してアリウープでグラインドする場合は「フルキャブ」と言われる。
主にハーフキャブを決める人が多いので「キャブソウル」などと言う場合は「ハーフキャブのソウル」との事だと思ってもいい。

グラインド
レールや角などをウィールではなく、スケートの靴底(ソール)やフレームなどで滑るトリック。
削るように滑る事から「グラインド(削る)」と呼ばれている。
バリエーションが非常に多く、やればやるほど奥の深さを感じられるトリックでもある。

クリップスタンス
グラインドの姿勢が極端に低いスタイル。ブーツに座ってしまうかのような状態。2000年頃までに流行ったスタイルでもある。
姿勢が低くスタイリッシュに見えるものの、皆このスタイルを良しとすると個性が無くなってしまうとか、
段差などのショックに対応できなくなる、コンビネーションがやりにくくなる、などの理由で現在このスタイルはあまり良くないと言われるようになった。
連発するのはともかく、たまにトリックに取り入れてみるのもまたテかもしれない。


コンビネーション
グラインド中にジャンプし、別のグラインド技に切り替えてしまうテクニック。いわばグラインドの連続技。
切り替える回数によって「2トリック」「3トリック」など数える。
トリックの呼び方としては「ソウルtoバックサイドフルトーク」などと技の間に「to」を入れる。

スポット
主にストリートで使用。
「ここはエアするに丁度いい場所」「ここはグラインドに適した場所」など、スケートするに適した「場所=スポット」を意味する。
例:「○○市にのどこそこにいいグラインドスポットがあるぜ!?」
さらにもう一つの意味もあり、グラインド時にスケートに当たる場所(削れる場所)を指す場合もある。
「レギュラースポット=横乗りグラインド時にスケートが当たる場所」「ソウルスポット=ソール」など。

成長させる(カーブを)
コンクリートのカーブなどはワックスを塗っても最初はグランドは中々滑らないもの。
滑らないコンクリを滑るようにするために、何度もワックスを塗りグラインドし馴染ませ滑りやすい環境にする事を「カーブを成長させる」と言う。
成長したものはコンクリートのザラザラが研磨され、スケートのプラスチックがへばり付き、ワックスが染み込んでると思われる。
コンクリート程ではないが、レールでも新しいと滑らなかったり、極端に滑りすぎるので成長作業は必要。

セススライド
カーブやレールではない、「地面」を直接グラインドする事。
滑りが悪かったり逆に滑りすぎたりと、普通のグラインドに比べてかなりバランスがシビア。
ついでにスケートもかなり削れてしまったり。

ソウル系
スケートの靴底の外側(小指側)で行うグラインドの総称。
靴底(ソール)のイメージが強い事から「靴底のグラインド=ソールグラインド」と思われがちだが、
それとは全く関係なく、意味的には「魂(ソウル)」なので注意しよう。

ディザスター
グラインドに入る前、セクション(エア台)や段差などを使って長い滞空時間を得てからグラインドする事。
要はエアをしてからそのままグランドすると思えばいい。当然リスクは高く難易度は高い。


トゥルースピン
360inやアリウープ系など、スピンから入るグラインドのバリエーションの一つ。
例えばアリウープマキオを右足で行う場合、普通は反時計回転で行うが、トゥルースピンは時計回転で行う。
そうした場合、グラインド対象物から視線が外れてしまい、視界が戻る一瞬でグラインドをハメなければいけなくなる。
360inの場合右側に対象物がある場合は反時計回転、左側に対象物がある場合は時計回転で回るとトゥルースピンとなる。
360inだとどちらの回転でも視界が遮られてしまうので、振り向く際視界がほとんど見えない回転側がトゥルーとなる・・・はず?ぶっちゃけよーわからん。


トップサイド
フレームの側面を下に向けるようにしてグラインドする事の総称。
イメージとしては「足をグッキリひねった」状態でグラインドする事と思っていい。
そのイメージ通り、足首や膝に負担をかけるグラインドで難易度はかなり高い。
「トップ」と略される事がある「例:トップソウル」。

ネガティブ
スケートの靴底の内側(親指側)で行うグラインドの総称。「ソウル系の反対側」のイメージ。
外側のソール(ポジティブ)に比べ、ネガティブ部のソールは狭いうえに内股のような姿勢で乗らなければならず、
さらに膝などでスケートが隠れてしまうので普通のソウル系に比べかなり難しい。

バックサイド
横乗りグラインドで使う用語。グラインド対象物に背中を向けるようにして入る横乗りグラインド。
ソウル系で言うところの「アリウープ」。つまり横乗り版アリウープ。
「グラインド対象物に背中を向けるように」などと書くと凄く難しそうな気がするが、慣れると実はレギュラー方向よりやりやすかったりする。
レールでは乗ってしまうとバックサイドを見極めるのは困難だったり。
「bs」とか「バック」などと略される場合もあり「例:bsフルトーク)。

ファーサイド
グラインドのエントリー方法の一つ。
例えばレールを右足でマキオグラインドをする際、通常はレールが右にある状態で入るが、
ファーサイドはレールを左から入る。レールを飛び越すように飛ばなければならず、狙いが付けにくくミスした場合のリスクも大きい。
トップサイド系をレールで行う場合、浅いと(ブーツが寝てない)とファーサイド扱いされる時もある。
カーブで行う場合「ダークサイド」と呼ばれる説もあるようだが、こちらは共通語なのかは不明。

フロントサイド
いわゆる「普通の横乗りグラインド」の事。グラインド対象物に正面から向かうようにエントリーする。
レギュラー、ロイヤル、フルトーク、ユニティなど。
一見、バックサイドより難しくないように思えるが、実は難しい。フルトーク、ユニティはバックサイドの方が簡単で安全。

干される
レールやハンドレールなどで腹を打たれたような状態で転倒した事を指す。
物干し竿で干される洗濯物のような状態からそう呼ばれるのだろう。手で防御しないと腹部や脇を強打する事になり大変危険。

横乗り系
体を横にして行うグラインドの総称。
レギュラーやロイヤル、フルトークなど。

ロック
スケーティングせずにその場でジャンプし、グラインドの形でレールやカーブ、コーピングなどに着地する練習方法。
スケーティングしない分、比較的グラインドの形が決まりやすい。いわばグラインドの「型」の練習。
また、ミニランやバートでは技の間に休止を入れたい場合やバランスの間の立て直しとして、コーピングの上に止まる事もある。
こちらの場合も同じく「ロック」と言う。

ワックス
グラインドするのに滑りやすくするためのアイテム。
カーブやレールなどに塗って使う。
成分としてはロウソクと同じで、要は100円ショップのアロマキャンドルでも使用に問題無い。
スケート用として作られたワックスは長持ちするとか滑りがいいとか言われているが・・・・・


セクション編


クォーターやハーフパイプ、ファンボックスなどの湾曲部分。
この部分を上手く使う事がパークで遊ぶ肝となる。
基本的にRはパークにしかないものなので「R=パーク」を意味する事もある。
例:「Rしに行こうぜ!=パークで遊ぼうぜ!」

アングル
カーブボックスやバウアーボックス等に付けられている鉄などの「角」の部分。


NFボード
建材に使われる板。
下記にある「スケートライト」はスケートに適した高耐久高寿命なものの、輸入品で高価な上期待した程の性能でもなかった。
NFボードはスケートライトと同等以上の性能を発揮し、なおかつ国産であるため素材費・輸送費が安く、パークで採用する所が増えてきている。確か一枚2000円以下だっけ?
樹脂状のプレートのため腐食しないようだ。あくまでも建材ではあるが、その特性からスケートパークの需要が高く製造メーカーも「スケートパークでも使われています」と紹介してたりする。
欠点は表面の白い部分が粉を吹きやすくコケると服が白くなる、冬場は縮んでしまう、そして九州のある地域でしか作られてないためそこらのホームセンター等で買えない所。

ウォール
そこら辺にあるごくありふれた壁。
ここを蹴ったり滑ったりするトリックもある。
パークではウォールとして作られてるセクションもある。滑走しやすいようにわずかに傾斜をかけてる物もある。

エクステンョン(チャンネル)
バートやクォーターなどに付けられた高台。プラットホームに、より高いRが付けられてる状態。
ドロップイン時により速いスピードを付けるためにある。
最近は「チャンネル」と呼ばれているようだ。


返し・受け(バンク・クォーター)
基本的にパークは発進するためのクォーター・バンク、その対面側にも同様に「返しのための」クォーター・バンクがある。
スピードを付けて発進するための「発射セクション」、ファンボックス・グラインドアイテムなどの「メイン・中間セクション」、エネルギーを受け止め再び中央セクションに返し向かわせるための「受け・返しセクション」の3つに分けられる。
つまりパークは間にセクションがある巨大なミニラン、あるいはバートのようなものだと言える。
たまにパークをよく解ってない設計者が作ったと思われるパークがあり、発射台はあっても返し・受けセクションが無いパークもある。
その場合、セクションを使った後のエネルギーのやり場に困り、止まるかターンするかしかできなくなりスケーターにとって非常にストレスになる。
また、スムーズなルーティンが組めなくなりパークとしての魅力が薄れる。それとすぐ止まれない為、衝突事故が起こりやすくなるため危険でもある。
ちなみに便宜上発射、受けと言うが、どちらとも発射台でもあり受け台とも言える。セクションの使用上、スケーターが発射台として集まる場合そこが「発射セクション」になる。

カーブ(カーブボックス)
角の事。ここでグラインドして遊ぶ。
パークではカーブを模して作られた「カーブボックス」と呼ばれるセクションがある。
こちらは木製など比較的安全な材質で作られる事が多く扱いやすい。
海外では「レッジ」と呼ばれているそうだ。


ギャップ
段差の事。ここからジャンプして(落ちて)エアーを楽しんだり、壁を蹴りウォールライドを楽しむ事ができる。
カーブや階段も段差と言えなくもないが、ある程度の高さをもつ物を「ギャップ」と言うんだと・・・思う。
ギャップからジャンプしてエアーをする事を「ギャップエアー」と呼ぶ。

キンク
ハンドレール(下記参照)のフラット部分を指す。
グラインド中、下りレールからキンク部分に移る際かなりのショックや姿勢の変化を受ける事になり、上手くショックを吸収する必要がある。


クォーター
円を1/4のように切り取ったかのような形状のセクション。つまりクォーター(四分の一)。
ここで降りてスピードを付ける、上ってグラインドをする、エアーをするなど、様々な使い方ができるパークの要。


コーピング
クォーターやバートなど、Rの頂点に付くレール部分。
ここでグラインドして楽しむ事ができる。ここでグラインドする事を「コーパーグラインド」と呼ぶ事もある(例:コーパーソウル)。
パークではカーブボックスにもレールが付いてる事もあるが、ここを「コーピング」と呼ぶか否かは微妙な所。


コンクートパーク
主なセクション、あるいは路面を含めて全ての物がコンクリートで作られたパーク。
耐久性が高い反面、移動・改装が非常に困難。当然コケると痛い。木製セクションやアスファルトより関節に少々負担を与えがち。
コンクリートであるメリットを活かしてボウル(下記参照)やウェーブのような複雑な形状のセクションもあったりする。


コンパネ
建設に使われる木材。縦×横×厚さが1800×900×12mm程の規格品で、一般向けでも1500円前後と安値。
加工もしやすく丈夫であるためパークで使われる事が多い。
ただし激しく使われるパークにおいては消耗が激しく、使われる箇所によっては一ヶ月もたない場合もある。

ジャンラン(ジャンプランプ)
高さ1メートル未満、縦2メートル未満、横1メートル未満ぐらいのサイズの簡易ジャンプアイテム。
ファンボックス(下記参照)のように大掛かりなセクションではない。
初心者等がエアの練習するのに適してはいるが、崖に落ちるような作りなのでエアの高さが上がる程危険度が増す。


スケートライト
スケーターのために作られたパーク滑走面のための材料。見た目はフローリングのような感じ。
グリップ力が高く滑走感覚もなめらか。耐久力も高く理想の滑走面と言える。
ただし小雨のようなほんのわずかな水分でも(場合によっては汗でも)ウィールのグリップを一気に失わせてしまう。
悪天候時は注意。その反面、水はけは良いのでモップやスクレイパーで拭き取ればすぐに乾く。
色は木目調が多いが、まれに黒もある。
輸入品で非常に高価。そのため採用するパークは多くない。
また、四季の変化が激しい日本においては劣化しやすく、想定された耐用年数を待たずに寿命を迎える場合もある。


ステア
階段の事。ここから飛んでエアーをしたり、段差を利用してグラインドしたりして遊ぶ事ができる。
パークでもステアを模したセクションがある時もある。


ステンレス
クロムやニッケルという材質を加えた合金鋼。ご存知の通り錆びにくい金属(ステン=腐食、レス=不要、=腐食しない)。
日本の多くの手すりに採用されている。見た目的には白く濁ったような色のものと、銀ピカのメッキされたものが多い。
摩擦係数が高いのかグラインドで滑りにくい。かと言ってワックスを沢山塗ると今度は極端に滑ったりと扱いにくい(でもすぐに滑らなくなる)。
特に鉄やアルミとの相性が悪く、シャフトが露出しているフレームでは非常に滑りにくく、詰まる場合すらある。スケーターにとってはやっかいな材質。
最近はパークでも使われている。ちなみに基本的に磁石にくっ付かない。
その名称からステン=錆、と思われがちだが(ボクもです)錆びの英語読みは「ラスト」と呼ばれる。


ストリート
パークではない街の階段や手すり、段差などでスケートを楽しむ行為。
スケート用に作られた設備ではないのでパークより難易度・リスクが高かったりする。
他人に迷惑かけたくないところ。

スパイン
クォーターのR部分のみを2つ背中合わせにしたような形状のセクション。
ここで飛び越すようにエアーしたり、クォーターのようにグラインドを楽しむ事ができる。
ハンドプラント系トリックも行う事ができる。
エアーでは後傾状態で飛び出し一気に前傾姿勢をとらなければいかず、かなり難易度が高いセクションと言える。


スロープ
なだらかな下り坂の事。バンクと形状的には同じだが、こちらはさらにゆるく長い形状の物を指すと思われる。
主に車椅子など階段が使えない人のために作られたものだが・・・・


スロープレール
スロープに合わせて作られた手すり。
ハンドレールと同じ作りだが、階段よりゆるやかな傾斜のため、グラインドするにはある程度のスピードと高いジャンプ力が必要。

セクション
スケートに使えるアイテムの事を指す。
主にパークの設備の事を言うが、ストリートのカーブやステアなどでも同様に使う事が多い。

大理石
お墓などに使われる硬くてピカピカした美しい石。
非常に滑りやすく、ツルツルのためコンクリートのカーブに比べてスケートの磨耗も少ない、グラインドの理想に近い材質と言える。
反面、もろい部分もあるので継ぎ目などにスケートを引っ掛けて壊さないようにしたい。
ツルツルしてる、と言ってもある程度のワックスは必要。

テーブル
バンクtoバンク(下記参照)の平面部分やファンボックスの平面部分を指す。



鉄と一口に言っても色々あるが、ここではハンドレールやコーピングなどに使われる一般的な鉄(FC、SS材、S45C・S50C)を指す。
グラインドでの滑り、音などがスケートと相性が良く、スケーターに好まれる材質だ。
炭素を含む比較的硬い「炭素鋼」は特に滑りが良く、ワックスを塗りすぎると滑りすぎて危険な場合がある。
錆びやすいのが欠点だが、一度錆びたレールにワックスを馴染ませるとより良い滑りになる。

パーク
スケートするのに適したセクションを集めたスケートするために作られた場所。
Rやバンク、カーブボックスなど、スケーターが遊びやすいように作られており、比較的安全に楽しく遊ぶ事ができる。
営利目的に作られたもの、市や県が作った公共パークなど様々なものがある。

バーチカル
バート(下記参照)の頂点近くにある垂直部分。
この部分があるのでバートスケーターは思いっきり高いエアーを安心して出す事ができる。
クォーターなどの垂直がないRでエアをするには離陸直前にRを蹴る必要があり、力加減や着地が難しくエアーには限界がある。
バートはエアに向いている・・・とは言うものの、バート初心者には文字通りの「壁」であり、恐怖を感じる部分でもある。


バート(ハーフパイプ
一般的には「ハーフパイプ」と呼べば意味が通じるだろう。
垂直部分を意味する「バーチカル」からクォーターとの差異を表して「バート」と呼ばれているようだ。
円を半分に切ったかのような形状で、ここを往復しエアーやグラインドを楽しむ。
プロは3メートルを越える凄まじい高さのエアーをしたりする。日本人プロの安床兄弟は世界に誇る最強のバートライダーだ。


バウアーボックス(モヒカン)
バンクの横にそのまま添えられるように設置されるグラインドセクション。
バンクの角度やフラット部分をそのまま段差にしたような作り。
下記のハンドカーブをパーク用に安全にしたような?セクションだ。
その形状から通称「モヒカン」とも呼ばれる。


バンク
要は坂。あるいは下り坂。
ここで飛んだり着地したりする。着地点として設定されてるセクションは「着地バンク」と呼ばれる場合もある。


バンクtoバンク
バンク、テーブル(平坦な部分)、バンクで構成された台形状のセクション。
ここで飛んだりバウアーボックス(上記参照)でグラインドして遊ぶ。どちらかと言うとスケボーが好むセクションかもしれない。
「to」はテーブル部分の事を指す。ファンボックス(下記参照)はRtoバンクと言える。小型の物はファンボックスと呼ばず「Rtoバンク」と呼ぶ場合もある。
両方がRに挟まれてるものは「RtoR」と呼ぶ。


ハンドカーブ
下記のハンドレールのカーブ版と言うべきか。手すりの平面版?
手すりとして作られる場合もあるが、主に階段の崖に落ちないための壁として作られる事が多い。
ハンドレールよりトップサイド系をより良く見せる事が可能。レールと違ってバランスが取れる範囲が狭いため、ハンドレールよりも難易度が高いと言われる。


ハンドレール
階段に付く下りの手すりの事。ここでグラインドして楽しむ。
スケートビデオではメインをはる人気アイテムではあるが、中々危険度の高いアイテムでもある。


ピラミッド
その名の通りのセクション。バンクを複数向かい合わせたような作り。
どの方向からも入る事もでき、向かう先も自在に選べる。そのためスピードを落とさず方向転換する事ができるためパークの中央や角に置かれる事が多い。


ファンボックス
主にR、テーブル、バンクで構成されたエアーをするためのセクション。
大型のものはスノーボード・スキー並みのエアーを出す事も可能。


フィート
アメリカの尺度。1フィート=約30cm。主にバートやクォーターの高さを表す時に使われる。
10フィート=約3メートル。12フィート=約3.6メートルの高さって事になるね。

プラットホーム
バートやクォーターのてっぺんの平面部分。
ここで待機したりハンドプラント技なんかをしたり。

ボウル
すり鉢、あるいは茶碗のような形状のセクション。つまり料理で使うボウルそのもの。
使い方はミニラン(下記参照)に近い。ミニランと違うのは円形になっているので、どの位置からでもエア・グラインドできる点。
その複雑な形状からほとんどはコンクリート製。ごくまれに木製のものもある。


ボトム
バートやミニランの地上に近い平面の部分。


ボトム落ち
バートのエアでバーチカル(上記参照)を蹴ってしまい、空中に放り投げられてボトムに落ちてしまう事を言う。
高さ3メートルはあるハーフパイプから地上にそのまま落とされるという事は・・・・言うまでもなく非常に危険である。
その事からハーフパイプではバーチカルを蹴る事は大変危険な行為。
バートスケーターならば皆知っているはずだが、力んだりクォーターの感覚に慣れすぎてるとつい蹴ってしまう事もある。
プロでもボトム落ちで骨折等の大怪我をしている人は少なくない。

ミニランプ(ミニラン)
ハーフパイプのちっちゃいバージョン。その扱いから「ミニランプ」と呼ばれる。
原則としてハーフパイプのようなバーチカル(垂直面:上記参照)は無い。
比較的省スペースながら、初心者から上級者までグラインドからエアまでこなせる万能人気セクションだ。
バーチカルが無いため、エアーにはやや不向き。


面取りカーブ
利用者が角にぶつけて怪我をしないため、見栄えを良くするため、耐久性を上げるため、などの理由でカーブの角を落としたもの。
角の一片をミリ単位で表し、例えば「C10」と書けば10ミリ分カドの一片を落としたものを意味する。
カドが落ちているため、グラインドがシビアになる。あまりにC面が大きすぎるものはグラインド不可能。あるいはフリースタイルフレームの出番となる。

ラウンドカーブ
湾曲したカーブ。
内側でグラインドすると横Gを感じられて手ごわくも面白い。R部分に上手く体を合わせられるかが勝負。
外側でグラインドするのは中々難しい。


ラクダ
ラクダのコブのような緩やかな山のような形のセクション。・・・・ラクダという名称は多分正式名称じゃない・・・ね?形状としてはスパインに近い。
ここの上りと下りで漕ぐ事ができるので加速装置的な使われ方をする事が多い。エア台として使う事も可能。
スパインに近く、慣れるまでかなり苦労するかも?
連続して設置されたものは「ウェーブ」と呼ばれる事も。

ランプ
ミニランプやジャンプランプなど、Rを表す?意味だと思うが・・・・
ぶっちゃけミニランプ以外で使う事は多くないので「ランプをやる=ミニランプで遊ぶ」と考えた方がいいかも?

レール
まぁレールだな。主に丸い鉄の棒の事を指す。
滑りが良く音も良いためグラインドでは重宝される。ここでコケると大ダメージを受ける事が多い。

ローレール
パークに設置された低いフラットレール。基本的に地面と平行。
低いレールが安全かと言うと実はそうでもない・・・・・
わりと高いものも「ローレール」と呼ばれたりする。


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