南郷スケートパーク

かつてそれなりにパークがあった宮城県だが、経営難による閉鎖が相次ぎここ最近の宮城のパーク事情は寂しい限り。
だがそんな宮城にひさびさに楽しいパークが誕生した。その名は「南郷スケートパーク」。
町の体育館駐車場スペースに置かれたセクションの数々は楽しい物ばかりだぞ!


エントリー&受け止め台となる、エントリー専用バンクとクォーター。

ファンボックスで飛ぶ為の超ロングバンクはかなりの高さ。
それなりにパーク慣れしてる人でも最初はかなりビビると思う。
インライン的には低いバンクからエントリーしても十分なエネルギーを得られる程。
もちろん高い方のバンクでエントリーすると素晴らしいスピードが付く。
最初は控えめにして様子見した方がいいかも?

クォーターは元々低かった物をリニューアル。普通サイズのクォーターになった。
長さもかなりのものなのでコーピンググラインドも決めるもよし、モヒカンやバンクにマッハに突っ込むのも良しだ。


ファンボックス。テーブル高さは人の身長ぐらいかな?
Rは絶妙で、まるでスケートがRに吸い付いてるかと思う程。
エントリー台の高さも相まって、非常に高く飛ばせてくれるファンボックスだ。

テーブル長さがやや狭いため、距離を出すエアは危険。
反面、Rがややきつく高さを出す設計なので、高さを出して距離を短く・・・というエアを出すように狙って作られてるのかもしれない。
高さも狙えるファンボックスではあるが、ガン飛びするよりは程々の高さで色々な技を練習するのに適してると思う。


ファンボックスバンク。
中央にはNFボードという特殊な樹脂状の板が貼られている。
グリップ力が非常に高いが、それ故転倒時にひねりなどの怪我しやすい気がする。
雨の日には猛烈にスリップするので、悪天候時に使うのはやめた方がいい。
ウィールには高摩擦、プラスチックには低ミューという、ある意味スケートには理想の素材。
セススライドも可能。NFボードは現在(2013年)、こことカーブボックス、ミニクォーターに貼られている。


ファンボックス横に設置されているバンク・バウアーボックス(モヒカン)群。
2012年に田尻パークから受け継いだセクションが追加され、さらに面白くなった。


右端のモヒカンは非常にロングなタイプでやり応えがある。
レッジはレールタイプでグラインドが非常にスムーズで音も良い。
その隣にあるモヒカンはスタンダードなタイプでレッジはアングル(角)。
左のバンクはスケボー君達が好む普通のバンクだ。


モヒカン横にはクォーターが付いている。
・・・・が、縦長の本パークにおいてはすぐ横に駐車場のバリケードがあり、
クォーターとして使うには絶望的(バリケードに激突してしまう)。
実質的にはモヒカンの支え板の役割に過ぎない。
う〜ん?モヒカングラインドからのセスとか狙ってみる? 


ファンボックスの受けとなるクォーター。
写真右側はバーティカル(垂直面)があるエクステンション。エアーに最適。
コーピングとの組み合わせで面白い使い方ができるかもしれない?
クォーターは長さ、高さ共に中々やり応えのあるサイズだ。

プラットホームは向こうのミニランと共有している作り。
クォーターをスパインのように使い、ミニラン部へトランスファーをかける事も可能だろう。


その向こうのミニランプ。田尻パーク譲り受けにアレンジを加えたもの?
紙を重ねたような質感の滑走面は非常になめらか。木セクションのようにササクレが刺さる心配が無いのがうれしいところ。
ややグリップ力が低いが丁寧に滑ればそれ程問題はない。
枕木が大量に使われているため、きしみが非常に少なく漕ぎやすい良質のミニランだ。


全体的に、南郷パークはインラインもスケボーも満足できる絶妙なサイズのセクションが多い。
スケボー中級者にはやや手強く、インライン中級者に丁度いいサイズかな?

パークは道路の真ん中に置いたようなレイアウト。一連のセクションは直線状に並んでるような置き方だ。


 
グラインドアイテムも豊富。ボックスは2基、レールは多数。長さも十二分で、インラインスケーターも楽しめる長さだろう。
写真のカーブボックスは、片方がコーピング(レール)。もう一方がアングル(レッジ)という中々面白いもの。
なんと7メートル以上もある素晴らしい長さ。コンビネーション練習に最適???


アクセス・・・・


 
基本は108号線を使うんだけど・・・途中で曲がる必要があるんだなぁ・・・
目指すは「美里町」。
道路標識的には「涌屋」「石巻」「美里」「鹿島台」を追う形になる。
秋田から下道を使って行く場合は、湯沢から宮城へとかなりハードな峠道を走る。
高速道路を使う場合は「古川IC」で降りて美里町へ目指す事になる。

古川の市内に入るとナビゲーションではガストの所で右折させられるハズ。
ここはあえて曲がらず直進しよう。
そのまま数キロ走るとT字路にぶつかるので右折して、右折したら次の信号をすぐ左折しよう。



その後、しばらく真っ直ぐ走る。
100円ショップ、スーパーなどのショッピングモールを過ぎた後、
鹿島台」(346号線)の標識が見えたら右折する事になる。
薬局の「ダルマ」やコンビニ、高い鉄塔が見えたら次の信号を右って感じ


鹿島台の標識通りに曲がると・・・
「活き生き美里町」の看板が見えたら大正解。
そのまましばらく進もう。


 
10分から15分ほど道なりに進むと「ヤマザキショップ」とかいうコンビニが見える。
そのすぐ後に「美里町南郷総合支所」の案内板があるはずだ。そこが目的の場所。
青い案内標識の十字路を左に曲がろう。

ちなみに「コンビニ」をアテにすると、しばらくすると潰れてたりする事もあるのであまりそればかりを信用しない方がいいかもしれない・・・


 
後は美里町南郷総合支所の看板が結構あるので難しくないはずだ。
南郷小学校や中学校がすぐ近くにあるのでそこを目安にするのもいいはず。
グランドやら野球場もあるぞ。要するにそこだ。


 
体育館が見える事にはパークも見えている事だろう。
ここの飲料水自販機は100円という良心設定だ。冷たい水もタダで飲めます★

受付はここで・・・と、言いたい所だが、現在は違う方法を取っている。
パークは基本、会員制で年会費3000円で好きなだけ滑れる。
会員手続きは管理人でもあるハブたんが行う。ハブたんはマメにパークに現れるので多分大丈夫・・・だろう。
遠方から来た、年に数回しか滑らない、というゲスト的ポジションな方は、ハブたんに数百円払って使うって事になると思う(結構曖昧)。
ハブたんがいないという場合は、近くに常連のスケーターがいれば事情を話してハブたんが現れるまで滑っててもいいと思う(結構曖昧)。

南郷パーク住所は・・・・
〒989−4205
宮城県遠田郡美里町木間塚字高田33南郷体育館
п彦AX 050−1176−4751
ハブホームページ:TEAM WAY(パークの実質的管理人)



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